肩こり ~肩に住む重だるい住人~
肩こりという言葉は小学生でも知っているくらい
日本ではメジャーな言葉ですね。
お手伝いで肩たたき券とか作った経験ないですか?
肩たたき券カタタタキケンかたたたた…
日本厚生労働省の統計によると、
2019年度の健康診断で
肩こりや腰痛などの症状があると回答した人の割合は
男性が44.4%、女性が53.1%と報告されています。
貴方もあなたのお友達も
肩こりで苦しんでいませんか?
日本国内のストレス調査によると、
ストレスを感じた際に肩こりを感じる割合は、
男性が51.5%、女性が66.7%であったことが
報告されています。
そしてこの国 日本は
ストレス社会と言われています( ;∀;)
労働時間が長くて働きすぎだったり、
それによって他の国に比べて
睡眠時間は少なすぎたり、
教育や就職で競争が多かったり、
自然災害も多い国ですし
都心のラッシュや交通渋滞‥etc
うう…これを読んでるだけで肩がこりそう(´;ω;`)
つまり、日本人の半数以上が肩こりを
経験している可能性が高いといえます。
できることならほしくない経験値。
肩こりの原因は様々ですが、
一般的な原因としてはいくつか考えられます。
姿勢の悪さ:
長時間同じ姿勢でいることが多いと、
肩や首の筋肉に負担がかかり、
コリや痛みが生じることがあります。
ストレス:
ストレスが原因で筋肉が緊張するため、
肩こりや首のこりが起こることがあります。
運動不足:
運動不足によって筋肉が衰えると、
肩や首の筋肉に負担がかかりやすくなり、
コリや痛みが生じることがあります。
長時間じっとしていて
筋肉が動かされないことで血行が悪くなると
痛くなってきます。
パソコン作業:
パソコン作業により、
同じ姿勢で長時間座り続けることが多く、
肩や首の筋肉に負担がかかり
コリや痛みが生じることがあります。
寝具難民:
寝具の問題も肩こりの原因となります。
寝具が硬い、または柔らかすぎて沈み込み過ぎる、
枕の高さがあわない等により
肩や首の筋肉に負担がかかりやすく
コリや痛みが生じることがあります。
過剰なスマホやタブレットの使用:
スマホやタブレットを長時間使用すると、
首や肩の筋肉が緊張し、
コリや痛みが生じることがあります。
首のカーブが正常なS字カーブから
平坦な直線状になってしまうストレートネック
によって首や肩の筋肉に負担がかかることでも
肩こりの原因となります。
肩こりの原因は組み合わさることもあります。
「全部当てはまるの私です(^▽^)/ハイ」
なんて方もいらっしゃいますよね?
肩こりの原因は人によって異なるため、
個人的な生活習慣を見直すことが重要です。
しかし自分の事って意外と分からないもの。
座ってるとき無意識に足を組んでたり
電車で立っている時どちらかに体重をかけていたり。
誰かに言われて気付くことってありませんか?
なので当院では体調のことに限らず
患者さんの最近のお話を聞くことを
大切にしています。
沢山お話してくれてありがとうございます。
一緒にお身体のこと考えられて嬉しいです。(*´▽`*)
肩こりのお話をもう少しだけ。
肩こりはとにかく肩周りの筋肉が色々な原因、
疲労や緊張によって硬くなることによって
引き起こされている症状ということは
おわかりいただけたかと思います。
(もともと皆様ご存知だったかしら。)
なので、ほぐすことで緩和されます。
肩を回したり、首を左右に傾けたり、
前後に動かしたりする首や肩のストレッチ、
軽い運動、
温かいタオルや湿布などを肩にあてる温熱療法、
お灸で患部を温めたり、
肩周りの筋肉のマッサージや指圧、
原因筋への鍼治療、普段の姿勢の改善などは
コリをほぐす効果があります。
肩こりへの鍼灸治療を
ピックアップしてご紹介しますと、
肩こりに対しての鍼は
肩こりに効くツボに鍼を刺したり、
その鍼に微弱な電気を流すことで、
筋肉の緊張をほぐしたり、
血流を改善したりする効果があります。
自分で揉んでもほぐれない長年の頑固な肩こり。
「肩に 子泣き爺 がいるよ」って方は
1つの方法として
鍼灸も選択肢に入れてみてください。