捻挫をしてしまったときの対処法
歩いている時や走っている時に段差や石を踏んでしまい足をくじいてしまったことはありませんか?
日常生活やスポーツ中に足首、手首、指の関節を捻って痛めてしまうことを『捻挫』と言います。
関節には筋肉・腱・靭帯・関節などの組織があり、捻ってしまったことでその組織を傷つけてしまい、痛みや熱感、腫れが生じてしまいます。
熱や腫れがなくても、捻挫の影響で筋肉や靭帯が緩んでしまい、足首の場合は立ってるときや歩いてるときに不安定になってしまうことが多いので、捻挫を繰り返してしまう可能性が高いです。腫れがや痛みがなかなか引かない場合た関節がグラグラしているときは骨折や靭帯が断裂してしまっている場合にあります。
足首の捻挫が最も多いですが、球技でよく起こる『突き指』も捻挫のひとつです。
ちなみに足首の捻挫をよく耳にすると思いますが、
内反捻挫と外反捻挫と2種類あります。
内反捻挫は80~90%で最も起こりやすい捻挫と言われています。
外側には外側靭帯(前距腓靭帯・踵腓靭帯・後距腓靭帯)が足首を捻ることで、
ひとつの靭帯もしくわそれ以上に伸ばしてしまうと断裂して痛みや腫れを生じて歩行困難になりやすいです。
外反捻挫は内側にある三角靭帯(後脛腓靭帯・脛腓靭帯・脛舟靭帯・前距腓靭帯)を捻ることで痛めてしまう捻挫です。
内反捻挫に比べて三角靭帯
捻挫をしてしまった時の処置としては
RICE処置が重要です。
R=REST(安静)
痛む場所を動かさず、なるべく安静にしましょう。
無理に動かしてしまうと、さらに傷口を広げ出血や腫れがひどくなり再発の可能性を高めてしまい治癒までに時間がかかります。
I=ICE(冷やす)
痛めた場所を氷や冷水などで冷やします。
冷やす時間は10分程度。冷やしすぎることで凍傷になる可能性のあるので、30分以上は冷やし過ぎないように気を付けてください。
それを1時間ごとに1度行い3クール程度行います。
C=COMPRESSION(圧迫)
徐々に患部が腫れてくる場合には、損傷の程度が強い証拠なので、それ以上に腫れを出さないために患部の圧迫する必要があります。
テーピングをして固定するのもひとつの方法です。
E=ELEVATION(挙上)
腫れや出血などを防ぐために、出来れば心臓よりも高い位置に挙げて血流の滞りを防ぎます。
手であれば三角巾を用いたり、足であればクッションなどの上に足を乗せておくといいです。
RICE処置をするだけでも患部の腫れや痛みの症状の改善は軽減します。
なかなか痛みが治まらない場合とき、痛みは引いてきたけど歩いてるときに
足首を捻挫した場合、足首がぐらついて不安定な気がするという方は靭帯が緩んでしまっている可能性が高いです。
足首が安定していない状態で日常生活を送っていると気づかないうちに
骨盤が歪んでしまい、捻挫した部位だけでなく、膝や股関節、腰などにも不調が
出てくるかもしれません。
そうならないためにも捻挫をした時は早急にRICE処置を施してください。
当院でも患部の周囲の硬くなっている筋肉を緩めて身体の重心を骨盤を安定させる手技と
筋肉や靭帯の状態によっては鍼治療を行っております。
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